関数 $f(x)=\sqrt{x-1}$ とその逆関数 $f^{-1}(x)$ について、$(f^{-1}\circ f)(x)=x$ が成り立つことを示せ。


$f(x)=\sqrt{x-1}$(赤で「$f(x)$ の定義域は $x\ge1$、値域は $y\ge0$」)
$y=\sqrt{x-1}$ とおくと、$y\ge0$ である
これを $x$ について解くと
$y=\sqrt{x-1}$
$y^2=x-1$
$x=y^2+1\ (y\ge0)$
よって逆関数は $x$ と $y$ を入れ換えて
$y=x^2+1\ (x\ge0)$
よって $f^{-1}(x)=x^2+1\ (x\ge0)$
$(f^{-1}\circ f)(x)=f^{-1}(f(x))$
$=(\sqrt{x-1})^2+1$
$=x-1+1$
$=x$
(左に書き足し)$f(x)\ge0$ は $f^{-1}(x)$ の定義域に入るので合成できる。よって $(f^{-1}\circ f)(x)=x$ は成り立つ
逆関数の出し方と「合成できる理由」はちゃんと書けてる。足りないのは「どの $x$ で $x$ に等しいのか」の範囲だけ。小さい穴だけど、「示せ」の問題では範囲の書きもれは減点の対象になる。
$f(x)=\sqrt{x-1}$ の定義域は $x\ge1$、値域は $y\ge0$ である。
$y=\sqrt{x-1}$ とおくと $y\ge0$ で、両辺を2乗して $y^2=x-1$、すなわち $x=y^2+1\ (y\ge0)$。
$x$ と $y$ を入れ換えて
$f$ の値域 $y\ge0$ は $f^{-1}$ の定義域 $x\ge0$ に含まれるので、$f^{-1}\circ f$ は $f$ の定義域 $x\ge1$ 全体で定まる。
$x\ge1$ のとき $\sqrt{x-1}\ge0$ で $(\sqrt{x-1})^2=x-1$ なので
よって、$f^{-1}\circ f$ の定義域 $x\ge1$ において $(f^{-1}\circ f)(x)=x$ が成り立つ。(終)